夫婦相互遺言

夫婦相互遺言とは、文字通りお互いに自分が先に亡くなれば自分の財産を相手に相続させるという遺言書を書くことをいいます。親が既に他界しており、子供のいない夫婦の場合、兄弟姉妹がいれば相続人になります。

遺言書がなければ、亡くなった夫(妻)の兄弟姉妹と相続財産の話をしなければならず、少なからず苦労することになります。遺言書があれば、兄弟姉妹には遺留分がないので、安心して遺言書どおり相続することができます。

自宅の名義換えの登記も遺言書があれば、兄弟姉妹の関与なしに簡単にできます。

通常、自分が先に亡くなった場合の遺言書だけではなく、自分が後に残った場合の遺言書も一緒に書いておきます。こうすればお互い先に亡くなった場合と後に亡くなった場合の両方に対応できます。

更に近年の異常気象や自然災害もしくは飛行機事故などで夫婦が同時に死亡することも考えられます。災害や事故などにより夫婦が死亡した場合、通常死亡の先後がはっきりしません。この場合、同時に亡くなったものと推定され互い相続人にならないのでこの場合も想定して書いておくとより安心です。