遺言書が必要なケース②-3

3組に1組が離婚する日本において、先妻との間に子供がいて、後妻との間にも子供がいるというケースでは相続の際、遺言書がなければトラブルになることが懸念されます。

例えば、先妻との間に子供2人、後妻との間に子供1人がいる場合を考えてみます。

このケースで夫が亡くなれば、相続人は、後妻とその子供、そして先妻との間にできた子供2人の計4人です。

遺言書が無ければ、法定相続で後妻が2分の1、残りの2分の1を子供3人で分けるので1人あたり6分の1になります。

しかし、一般的に両者に面識がないことが多く、通常後妻との婚姻期間の方が長いので、後妻の生活保障のため自宅を含め多めに遺産分けをしたいと考えるのが普通ではないでしょうか。

このようなケースでは、相続が発生すると先妻との子供2人が遺留分(子供1人につき⒓分の1)を主張してくる可能性があります。

遺留分の主張を想定して、遺言書で後妻への遺産の割合を子供2人の遺留分(6分の1)を除いた全財産の6分の5にとどめておくようすれば先妻との子供の争いを予防することができます。